受験脳の作り方 脳科学で考える効率的学習法

  

1タイトル問題数無制限&質問形式テスト

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法

受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

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池谷 裕二 新潮社 2011-11-28

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書籍紹介

海馬」は記憶を司る部位。だが、脳は蓄えるよりも忘れていくほうが多いのだ。試験前に徹夜で詰め込んだ記憶は、呆気なく消えていく。しかし、興味があるものはすぐに覚えられるし、バイオリズムのタイミングをつかめば、記憶効率は上がる。-海馬、扁桃体、ＬＴＰ等々、脳の働きを正しく理解して、恐れず受験に挑む！気鋭の脳研究者が考える学習法。（「BOOK」データベースより）

テスト

第1章 記憶の正体を見る

1. 分かりやすく言うと、記憶の正体は「新たな〇〇の形成」ということになります。ここで「〇〇」という言葉が出てきました。ヒトの脳の中には、一説によると「◇◇」億個もの「◇◇」があると言われています。その一つひとつの「◇◇」は、それぞれ約「●●」個の別の「◇◇」と「◆◆」というケーブルを介してつながっています。それが「〇〇」です。
   < p21 >

2. 道路が網の目のように張り巡らされている都市と似て、脳も「〇〇」回路というネットワークを作っています。そのネットワーク上を「〇〇信号」が跳び回っています。この「〇〇信号」を使って、脳は情報を「◇◇」しているのです。これはコンピューターが「△△信号」を使って演算しているのと似ています。「△△回路」を動き回るデータは、電荷の「ある」と「ない」に対応した「0」と「１」という単純な「●●信号」に置きかえられて、保存されたり読み出されたりします。足し算だけでなく、どんな複雑な計算も、さらに音声やムービーなどもすべて、そのデータは0か1か、つまり「ある」か「ない」かの「◆◆法」で「◇◇」されていくのです。脳の記憶や「◇◇」の仕方も、じつは、これとよく似て、「●●信号」を使っています。話を簡単にするために、「〇〇」のネットワークを「〇〇繊維」が方眼紙のようにタテ横に交差しているマス目としてイメージしてください。そして、その方眼紙いっぱいに絵や文字をかいてみましょう。それは遠くから見れば絵や字に見えますが、近づいて見ると、方眼紙には「▲▲」と「××」の二種類があるだけなのです。つまり「◆◆法」です。
   < p22, p23 >

3. つまり、「〇〇記憶」は、「◇◇記憶」から情報を引き出したり、「◇◇記憶」に情報を保存したりするための「△△的」な「●●場所」だと捉えると見通しがよくなります。実際、記憶を脳に「◇◇」間たくわえるとき、通常は「〇〇記憶」を「◆◆」します。「「〇〇記憶」にはちょっとした欠点があります。それはキャパシティつまり容量が「▲▲」ことです。あまりたくさんのものごとを同時に「〇〇記憶」としてたくわえることはできません。しかも、その情報は「××」に消されて忘れてしまいます。
   < p25 >

4. つまり、「〇〇記憶」を作るためには、「◇◇記憶」をいかに使うかが鍵になるというわけです。たとえば、保存するときにしっかり「△△」をつけて、きちんとファイルに「●●」しておかないと、次にそのデータが必要なときに引っ張り出せなくなってしまいます。自分の脳の中に情報はあるのに、テスト中に「◆◆」ときに似た悲劇が起こってしまいます。
   < p25, p26 >

5. 長期記憶の保存場所は「〇〇」です。限られたメモリーをうまく活用するために、脳は「◇◇な情報」と「◇◇でない情報」の仕分けをします。その判定の結果、「◇◇なものだ」と判断された情報だけが「〇〇」に送られて、そこで長期保管されるわけです。では、その仕分け作業、つまり、「◇◇・不◇◇」を判定する「関所役人」とはいったい誰でしょうか。それは脳の「△△」という場所です。審査期間は最短で約「●●」くらいです。この審査基準は厳しくて、よほどのことがない限り一回で合格することはありません。では、どんな情報が「△△」の審査に通りやすいのでしょうか。通行許可の判定基準は、なんと、「◆◆」なのです。
   < p29, p30, p31 >

6. 選択問題を用意します。「簡単な問題」と「難しい問題」です。もちろん、どちらを選んでも有利・不利はないことを受験者に伝えてあります。この平等な条件下でテストを行うと、なんと、「〇〇色」が目に入った場合、簡単な問題を選ぶ人が増えたのです。「〇〇色」は、「よし、難しい問題に挑戦しよう！」という「◇◇」を下げてしまう色だったのです。IQの低下もこれで説明できます。「〇〇色」は知能そのものを下げるというより、「△△」を低下させて、IQを下げていたのです。実際、IQテストの考案者であるビネーは、知能を支える三大要素として、「●●」「◆◆」「▲▲」の三つを挙げています。そんなわけで、私も「××」部屋にはできるだけ「〇〇色」を使わないように心がけています。
   < p34, p35 >

7. では、学校で教わる知識を、まだ進化的に未熟な「〇〇」に「◇◇なもの」として仕分けしてもらうためには、一体どうしたらよいのでしょうか。「〇〇」に「◇◇」だと認めてもらうには、できるだけ「△△」を込めて、ひたすら誠実に「●●」も「●●」も「◆◆」情報を送り続けるしかないのです。すると「〇〇」は、「そんなにしつこくやって来るんだから◇◇な情報に違いない」と勘違いして、ついに「▲▲」に情報を追加させるのです。古来「学習とは××の訓練である」と言われてきたのは、脳科学の立場からまったくその通りだと言えます。したがって、この本ではこれから「どうしたら上手に××訓練をすることができるのか」ということに焦点を絞ってゆきます。
   < p38, p41 >

復習リマインダー

　　江本 健吾

第2章 脳のうまいダマし方

1. テストをしてみると、単語を忘れる「〇〇」は人によって「◇◇」ことがわかります。「△△差」はありません。誰でもだいたい同じように忘れていきます。しかも忘れることは、「●●」ではコントロールできません。どんなに祈っても、いつかは忘れてしまいますし、逆に、早く忘れようと念じても、すんなり忘れることはできないでしょう。このテストで、単語がどのような「〇〇」で忘れられていくかを調べたグラフは、「◆◆」と呼ばれています。グラフをよく見てください。忘れる「〇〇」は一定ではないのです。覚えた「▲▲」がもっとも忘れやすいことがわかります。はじめの「××」で一気に半分くらいを忘れてしまいます。けれどもそのあとは、残った記憶がわりと長持ちし、少しずつ減っていきます。いずれにせよここでは、忘れることに「△△差」はないことを覚えておきましょう。
   < p47, p48, p49 >

2. 忘れるのが早まる効果がもっともはっきり現れるのは、「〇〇」記憶を追加することです。つまり、必要以上に記憶を「◇◇」と、覚えが悪くなってしまうのです。このように「〇〇」記憶と古い記憶が影響を与え合ってしまう相互作用のことを「△△」と呼びます。だから間違った覚え方、たとえば不用意に大量の知識を「◇◇」と、記憶が「●●」しまったり、ときには記憶が混乱し曖昧になったりして、「◆◆」などを起こす原因になります。一日のうちに、「〇〇」知識をあまりにもたくさん「◇◇」のは避けましょう。そもそも勉強は「▲▲」に主眼を置くべきです。とにかく、覚えられる範囲を「××」なく覚える。これが記憶の性質に適った学習方法です。
   < p52, p53, p54, p55 >

3. 単語帳に限らず、一般に参考書選びは「〇〇」が大事です。はじめにパラパラとめくってみて、自分と「◇◇」がよさそうなものを選ぶようにしましょう。「◇◇」のよい参考書を使えば、勉強の「△△」が削がれずにすみます。一方で、目前の目標を「●●」設定しすぎない点にも好感がもてます。目標に到達したときの達成感は、脳の「◆◆神経」と呼ばれる場所をほどよく刺激します。小刻みな達成感は、「△△」を長期的に高めてくれるでしょう。この体験談で、もっとも素晴らしいと感じたことは、登下校の空き時間を利用して「▲▲」をしていることです。「▲▲」は勉学の大切な鉄則です。勉強は「▲▲重視」と頭を切り替えましょう。私の個人的な感覚では、予習、学習、「▲▲」の比率は「××」程度が適当だと考えています。
   < p58, p59, p60 >

4. つまり学習を「〇〇す」と、あたかも「◇◇力」がアップしたかのように見えるのです。それにしても、暗記を「〇〇す」とどうしてこのように「◇◇力」がアップするのでしょうか。最初の暗記内容は完全に思い出せなくなってしまったのですから、もはやその単語は皆さんの脳からすっかり「△△えて」なくなってしまったはずです。じつは、その単語は完全に「△△されて」しまったわけではなかったのです。すっかり忘れてしまったかのように感じたかもしれませんが、「●●」の世界にしっかりと「◆◆」されているのです。学習を「〇〇した」場合には、「●●」の痕跡が気づかないうちに暗記を助けて、テストの成績を上昇させるのです。だから、学習を「〇〇す」とまるで「◇◇力」がアップしたように見えるわけです。このことから、勉学においては、何度も「〇〇す」こと、つまり「▲▲」がいかに大切であるかがよく分かります。「▲▲」すれば「××」速さが遅くなるのです。
   < p62, p63 >

5. つまり、「〇〇」的な記憶の保存期間は「◇◇」のようです。「◇◇以内」に「△△」しなければ、「〇〇的」な記憶も無効になってしまいます。「△△」はいつやっても効果があるというわけではありません。最低でも「◇◇以内」に「△△」するようにしましょう。なぜ無意識の記憶には賞味期限があるのでしょうか。じつは「●●」が鍵を握っています。「●●」は情報を「◇◇」かけて整理整頓し、何が本当に必要な情報かを「◆◆」しているのです。だから、「◇◇以上」をあけて「△△」しても、「●●」にとっては「▲▲」と同じことになってしまうのでしょう。逆に「◇◇」以内に何度も「△△」すれば、海馬は「わずか◇◇の間にこんなに何度も！これはきっと大切なものなのだろう」と「××」してくれるわけです。
   < p67, p68 >

6. もちろん、同じ一回の復習でも、「〇〇」により「◇◇」の情報を送った方が「△△」してくれる可能性が高くなります。つまり復習のときも、はじめて学習するときと同様に、目で追うだけでなく手で書く、声に出すといった努力をして、できるかぎり「◇◇」の「●●」を使うべきです。こうした目・耳・手などの「●●」の情報はすべて「〇〇」を刺激するのに役立ちます。「〇〇」の性質を考え、次のような復習プランを提案したいと思います。学習した翌日に、一回目。その「◆◆後」に、二回目。二回目の復習から「▲▲後」に、三回目。三回目の復習から「××後」に、四回目。というように、全部で四回の復習を、少しずつ感覚を開けながら、全二ヶ月かけて行うことです。このように繰り返せば、「〇〇」はその情報を必要な記憶だと判定します。
   < p68, p69 >

7. 二つ目の注意点は、「〇〇」の「内容」についてです。「〇〇」の効果は「◇◇」内容のものに対して生じます。覚える内容が「△△」と、効果が出ないのです。それどころか、「●●」が起こって、成績が低下してしまう恐れがあります。ですから、「〇〇」は「◇◇」内容の学習を「◆◆」ことが肝心です。もしかしたら皆さんの中には、少しでもよい参考書はないかと、何冊も参考書を買って少しずつ使い試しをしている人がいるかもしれません。しかし私は、参考書の探索はよい趣味だとは思いません。その理由は、まさに「〇〇」効果です。同じ科目でも、参考書が替われば、また一からその参考書を「▲▲」し直さなければなりません。「〇〇」効果はあくまでも「◇◇」対象に対して現れるのです。これはとても重要なことですから、肝に銘じてください。参考書探しに時間を費やしている時間やお金があったら、一度決めた参考書を何度も「〇〇」する方が賢い時間の使い方です。
   < p70, p71, p72 >

8. 復習の三つ目の注意点は、脳は「〇〇」よりも「◇◇」を重要視するという事実です。単語を叩き込んで覚えるという行為は「〇〇」に相当します。一方、蓄えた情報をもとに「△△」を解いてみるという行為は「◇◇」に相当します。実験結果が意味していることは、記憶するには「◇◇（△△）」を、手を抜かずにやったほうがよいということです。脳は「◇◇依存型」なのです。脳にはありとあらゆる情報が入ってきますが、その全てを覚えておくことはできません。では、一体なにを基準に、脳は記憶すべきものと不要なものを判断<しているのでしょうか。これまでなんども力説してきたように「復習の回数」が基準になってきます。しかし、これを「何度も脳に情報を●●のが得策だ」と解釈しては間違いです。大切なのは「◇◇」です。「●●」の立場から言えば、「この情報はこれほど◆◆する機会が多いのか。ならば覚えなければ」と判断するというわけです。ですから、「詰め込み型」の勉強法よりも、「××型」の勉強法のほうが、効率的だということになります。
   < p74, p75, p76, p77, p78 >

復習リマインダー

　　菅野 真希子

第3章 海馬とLTP

1. 私はこの技術を使って、海馬にそっと細い電極を刺して、海馬を繰り返し刺激してみました。するとどうでしょう。神経細胞同士の「〇〇」が強くなったのです。しかも、刺激のあと、ずっと「◇◇度」が増強した「△△」でした。つまり、「●●」的に神経細胞が活性化されたのです。これは「◆◆」として知られている現象です。最近では、英名のイニシャルをとって「▲▲」と呼ばれています。「▲▲」は「××の素」です。実際、「▲▲」を奪われた動物は、気の毒なことに、「××」ができなくなってしまいます。この実験結果から、「××」は「▲▲」によって作り上げられていることがわかります。逆に、「▲▲」がよく起こるようにした動物では、「××力」が高まります。海馬の「▲▲」が起こりやすい状態になれば、学習能力が向上するというわけです。
   < p81 >

2. まず、注目すべき点は、「〇〇」は神経細胞を「◇◇し」「△△」して生じる現象だということです。「●●」を一回「△△」しただけでは、決して「〇〇」は起こりません。要するに、「●●」の神経細胞そのものが「◇◇し」の「△△」、つまり「◆◆」を必要としているのです。神経細胞それ自体がそうなのですから、私たちに「◆◆」が必要なことはもはや避けられません。問題なのは、「◇◇し」（◆◆）を必要としているという事実ではありません。そうではなくて、この「◇◇す」「△△」の「▲▲」を何とかして減らすことができないだろうかと考えることです。実際、「△△」を「◇◇す」「▲▲」を少なくすませる秘策があります。この方法を利用すると、より簡単に「〇〇」を引き起こすことができます。効率のよい勉強法への道が、そこに隠されているというわけです。
   < p81, p82, p83 >

3. LTPを起こすために刺激を繰り返す回数を減らす秘訣の一つは、その刺激を、ある「〇〇」の出ている状態で与えることです。その名は「◇◇」。記憶においては、もっとも大切な「〇〇」だと言い切ってよいほど重要なものです。「◇◇」は「△△」の象徴です。「●●」のものに出会ったり、「◆◆」の場所にきたりすると、自然に脳に生じる「〇〇」です。つまり、わくわくしたり、ドキドキしたりして、「△△」が強く外に向かっている状態です。反対に飽きたりマンネリ化したりして「◆◆」が薄れると、「◇◇」は消えてしまいます。「◆◆」をもって対象に向かうときに「◇◇」が出るのです。
   < p86, p87 >

4. おもしろいことに、「〇〇」が出ている海馬では、少ない刺激の「◇◇」で「△△」が起こります。うまく刺激すると、繰り返す「◇◇」を８０〜９０%も減らすことが可能です。こうした事実から、「●●」をもっているものごとは復習「◇◇」が少なくても覚えられることがうかがえます。さて、「△△」の性質を通して、覚えようとする対象に「いかに●●を持つか」がとても重要なことが分かりました。つまり、勉強を「◆◆」と思いながらやると、結局は復習の「◇◇」が余分にかかるだけなのです。もし、「◆◆」と感じたとしても、しばらくは我慢して続けてみましょう。そうすれば、きっと、「▲▲」を見つけることができるはずです。そのときには、皆さんの脳は自然と「〇〇」を出していることでしょう。
   < p87, p88, p89 >

5. より少ない刺激「〇〇」で「◇◇」を起こすには、シータ波が効果的であることを説明しました。しかし、もう一つとても効果的な「◇◇」の起こし方があります。その方法とは「△△」という脳の神経細胞を活動させることです。「△△」は、「●●」のすぐ隣にある脳部位です。小指の爪くらいの大きさのちっぽけな場所なのですが、動物にとってはとても大切な役割をしています。「◆◆」を生み出す働きをしているのです。「●●」が記憶工場だとしたら、「△△」は「◆◆」の工場だと言えます。「△△」が活動すると「◇◇」が起きやすくなります。言い換えれば、「◆◆」が「▲▲」なときにはものごとが覚えやすいことになります。そう言われて見れば、確かに昔のことでよく覚えていることは、楽しかった行事や悲しかった事件など、何らかの「◆◆」が絡んでいることが多いでしょう。人間は、そうした記憶を「××」という特別な言葉で呼んで、心の中に大切にしまっています。その実体は、「△△」が活動したから「◇◇」が起きやすくなったという減少によって説明できます。
   < p93, p94, >

6. 勉強や丸暗記を含めて、なにごとでも「〇〇んで」できれば、それに越したことはありません。扁桃体や側坐核などの脳部位で生まれる「〇〇い」「快い」といった感情は、大脳の「◇◇」レベルを高め、「△△」を強くし、ものごとに対して「●●」する力を与えると考えられています。さらに、「◆◆」という脳部位が海馬に「▲▲」を起こさせて「××力」を高めます。よいこと尽くめです。
   < p97 >

7. LTPは「〇〇」には勝てません。「〇〇」から逃げられないとLTPは減弱してしまいます。「◇◇力」は「〇〇」によって低下してしまうのです。「〇〇」という観点からも、切羽詰まったテスト勉強は、よくないことがわかります。また、「あがり症」の人は「△△」を踏むことがよい薬となります。模試はもちろん、できれば実際に受験して「●●」ということです。ちなみに「試験への不安を◆◆」と緊張がほぐれることが知られています。テスト直前の十分間に、次の試験科目のどの部分がどう不安に感じているかを具体的に「◆◆」と、緊張感がほぐれ、10%ほど点数が向上しました。テストを受けるときの座る姿勢にも気をつけましょう。同じ作業をするのでも「▲▲」やるほうが猫背よりも「××」が持てることが、実験から知られています。とにかく大切なことは「××」です。もちろん本当に自分に「××」がある人なんてそんなにいないはずです。でも、実は「××」には確信や根拠はいらないのです。「自分はできるんだ！」とひたすら自己暗示をかけるのです。スポーツ選手がよく使う心理作戦です。
   < p103, p104 >

8. すこし専門的な話をすると、お腹が空っぽになると「〇〇」というホルモンが胃から放出されます。この「〇〇」が血流に乗って「◇◇」に届き、LTPを起こりやすくさせるのです。一方、食後は満腹になって「〇〇」が減少するだけでなく、胃や腸などに血液が集中するからでしょうか、頭脳の活動は「△△」しがちです。「●●」と「◇◇」から自動的に「◆◆」が出ます。その結果、記憶力が高まります。動物実験のデータによれば、自分の足で「●●」ことがもっとも効果的な「◆◆」の出し方のようですが、そうでなくても、たとえば乗り物で移動しているときでも「◆◆」が出ることがわかっています。動物は寒くなると「▲▲感」を感じます。したがって、部屋の「××」は若干低くした方が、学習効率が高まります。また、「××」が高いのは「▲▲感」が減るだけではなく、頭部全体の血流が変化してしまって、思考力が「△△」してしまうようです。
   < p106, p107, p108 >

9. 自分の過去の「〇〇」を思い返してみると、楽しかったことだとか辛かったことなどの「◇◇」が絡んだ「〇〇」が多いことに気づくと思います。いわゆる「思い出」と呼ばれる「〇〇」です。「△△」が活動して「◇◇」が高まると、その神経信号が「思い出」という「〇〇」を作り出します。つまり、喜怒哀楽など「◇◇」の起こっているときには、「〇〇」が形成されやすくなります。しかし、「△△」の効果はそれだけではありません。「△△」が活動すると「〇〇力」だけでなく、なんと、「●●力」までも高まるのです。「△△」は、「◆◆」にも信号を送って、ものごとに対する「●●力」を持続させるようなのです。つまり、「◇◇」を呼び起こしてくれるものは「▲▲」にくいのです。こうした効果を「××」と言います。つまり、「▲▲」ないように勉強を続けるためには、「◇◇」を高めるような工夫をすればよいのです。
   < p110 >

復習リマインダー

　　肥田 亮平

第4章 睡眠の不思議

1. 最新の知見によれば、何か新しい知識を身につけたときには、その日のうちに十分な「〇〇」を取ることが推奨されています。逆に、一睡もせずに詰め込んだ情報は、すばやく脳から消えてしまうことでしょう。その鍵もまた「◇◇」が握っています。意外に思われるかもしれませんが、夢を見ている間、「◇◇」はとてもさかんに活動しています。夢は「△△」の再生です。つまり夢とは、脳にある情報や「△△」の断片が、あれこれと「●●されて」作られたものなのです。脳は「◇◇」中に、情報をさまざまな形で「●●せ」、整合性をテストし、過去の「△△」を「◆◆」してゆきます。どの情報が「▲▲」か、どの情報が「▲▲」でないかを、「◇◇」が吟味しているのでしょう。したがって寝ないということは、「◇◇」に情報を「◆◆」し選択する余地を与えないことになります。結果は目に見えています。「◆◆」できないような情報は、「××」されてしまうことでしょう。
   < p113, p114 >

2. 寝ること、とくに「〇〇」を見ることの大切さを説明しましたが、「〇〇」が脳に及ぼす作用はまだほかにもあります。たとえば、学習したものが、少し「◇◇」が経つと、より「△△」が深まるという不思議な経験をしたことはありませんか？それまで勉強してもさっぱり分からなかったことが、ある日突然、目から鱗が落ちたようによく「△△」できたという経験。こうした不思議な現象は「●●」と呼ばれています。じつはこれも、寝ている間に「◆◆」がきちんと整理整頓された現象です。「〇〇」を見ると、「◆◆」は成長するというわけです。逆に言えば、学習の内容が「●●効果」によって十分な効果を発揮するためには、ある程度の「◇◇」が必要であることになります。直前に覚えた知識よりも、「▲▲」たった知識の方が整理されていて、脳にとっては「××」しやすい「◆◆」になっています。
   < p119, p120 >

3. 勉強すれば、その分の知識が増えるので、点数が上がるのは当然なのですが、しかし、「〇〇」によって点数が上昇するとは、一体どういうことでしょうか。おそらく知識は、ただ脳に詰め込んだだけでは「◇◇いもの」にはならないのでしょう。蓄えた知識を「△△」して「◇◇える」状態に変えることが、「〇〇」の役割の一つです。寝ることによって、知識の量が変わるわけではありませんが、知識の「●●」が変わるのです。情報として有効に「◇◇える」形に変換されるために、翌朝のテストのほうが、点数が高くなるという不思議な現象が生じるわけです。記憶だけではありません。「◆◆き」も「〇〇」が助けてくれることがわかっています。問題に「▲▲」から「〇〇」すると、翌朝に「◆◆く」確率が高いのです。ですから、寝る前に問題に「▲▲」おくことも重要です。「〇〇」の重要性を知っていると、逆に、テスト前に緊張して眠れないときに「どうしよう。このままでは記憶が定着できない」と、プレッシャーに感じる人もいるかもしれません。安心してください。「〇〇」の効果は、じつは「眠る」こと自体が重要なのではなく、脳への情報を絶って、脳に「△△」の時間を与えることなのです。実際、起きていても、静かにさえしていれば、「××」で情報の再生が始まります。
   < p123, p124, p125 >

4. ちなみに、専門用語では「一夜漬け」とは呼びません。記憶の研究界では「〇〇学習」と呼びます。一気にまとめて勉強することから「〇〇」という言葉が使われています。逆に、毎日コツコツ勉強することを「◇◇学習」と呼びます。「◇◇」とは、注意力が散漫という意味ではなく、勉強の「△△」を区切って「●●」ずつ「◇◇」して行うことからつけられた名前です。「〇〇学習」と「◇◇学習」。さて、どちらが記憶法に効率がよいでしょうか。驚いたことに、どちらのタイプでもテストの点数はほぼ変わらなかったのです。ところが、次の日にもう一回テストを行ってみます。翌日のテストは予告なしに行いますからテストへの準備がなされていません。ですから、両者とも点数は低下します。しかし、下がり方が違いました。「◇◇学習」のほうが忘れるスピードが「◆◆」のです。「▲▲」に蓄える「〇〇学習法」では、忘れるのも「▲▲」に生じるのです。「◇◇学習」では、勉強と勉強の間に、夜の「××」が挟まるため、その都度、記憶が定着するからだと考えられています。
   < p129, p130, p131 >

5. 睡眠の効果を得るための勉強法の二つ目は、勉強の時間帯についてです。「〇〇」するなら、朝型と夜型のどちらがよいでしょうか。朝に覚えたグループでは、十二時間後の夜に行ったテストの成績は、ずいぶんと「◇◇」しています。昼間にいろいろなことを経験するでしょうから、朝の「〇〇」の鮮度があせても不思議ではありません。しかし、夜、「△△」を取れば、点数は多少回復します。 ただしその効果は十分ではありません。ところが、夜に覚えたグループでは、学習の直後に「△△」します。ですから、点数「●●」の効果がてきめんに現れます。朝型では決して「◆◆」できない点数まで達します。つまり、覚えたら忘れないうちに「▲▲」、これが鉄則なのです。ですから、暗記に関していえば、朝型よりも夜型が効果的です。就寝時間の「××」前は、脳にとって「〇〇」のゴールデンアワーです。
   < p134, p135 >

6. これまで述べてきた、睡眠の効果やライオン法を踏まえて、私なりに考えている一日の勉強スケジュールを図にしてみました。これまでの復習をかねて、簡単に説明します。1,食事の「〇〇」は「◇◇」ですから、勉強タイムです。2,「△△」前も勉強タイムです。3,昼食後や夕食後は「●●」になりますから勉強をしなくてもよいでしょう。読書やテレビやゲームなどの趣味にあてたほうが豊かな生活が送れるかもしれません。4,午後の時間帯にどうしても眠くなるのでしたら、遠慮なく「◆◆」をしましょう。5,もし「◆◆」をするのであれば、その「〇〇」の時間帯も勉強タイムです。また起床「〇〇」の時間帯は「▲▲」には向きませんので、計算や一般的な「××」をしてみてはいかがでしょう。
   < p136, p137 >

復習リマインダー

　　橋爪 由香里

第5章 ファジーな脳

1. ご褒美のことを心理学では「〇〇」と言います。こういう方法は「動機が不純でよくない」ととがめる人がいるようですが、「〇〇」を利用する方法は、心理学的には「◇◇」な手段であることが広く認知されています。実際に、「〇〇」がないと、学習能力がひどく「△△」ことが確認されていますし、動物ではまったく学習できなくなってしまうことがふつうです。ところで、「〇〇」のご褒美は、物やお金など、目に見えるものである必要はありません。何かをやり遂げたという「●●感」もまた「〇〇」となります。たとえば、「◆◆」を「●●」したときに感じる喜びは十分な報酬に値します。ですから、勉強においては必ず「学習◆◆」を設定すべきでしょう。「◆◆は高い方がよい」とよく言われますが、
   < p54 >

2. つまり、学習とは「ものごとの〇〇性を習得すること」だと言えます。今まで独立していた事象が、頭の中で「◇◇」ことが学習の正体なのです。たとえば、英単語の暗記でも同じことです。「go」＝「行く」というように、英語と日本語の結びつけを行うことこそが、「学習」なのです。ひとつの成功を導き出すためには、それだけ多くの「△△」が必要なのです。数多くの「△△」がなければ正しい「●●」はできません。「△△しない人は常に何事もなしえない」との言葉通り、「●●」とは「△△」と「◆◆」によって形成され、強化されるものなのです。「△△数」が多いほど「●●」は正確で確実なものになっていきます。何度も「△△」して、そのたびに解決策を立てる。「▲▲法」で「××」してゆくのが脳の姿なのです。だから「反省を活かすこと」と「楽天性」の両方を併せ持つことが勉学には重要なのです。
   < p145, p146, p147, p148 >

3. 教育心理学の言葉に「〇〇効果」というのがあります。「〇〇」とは変わった用語ですが、意味していることは簡単です。「◇◇な面を活かして△△する」ことです。苦手な分野をクヨクヨと悩むよりも、「◇◇」とする部分を素直に活かす方が、「△△」として成績の伸びが向上します。勉強で言えば、どうしてもできない部分には「●●」ことも得策の一つです。「〇〇効果」は長期的な勉学だけでなく、テスト中などの短い時間にも応用できます。つまり、テストの本番では、「◇◇」な問題を確実にモノにするために、「◇◇」な問題に「◆◆」に手をつけるべきでしょう。「◇◇」な問題を解いていくうちに「▲▲」がつき、やる気や「××力」が高まるのは、ごく自然なことです。
   < p149 >

4. ちょっと専門的になりますが、脳の神経回路とコンピューターの電気回路の違いをはっきりさせておかなければなりません。脳の神経回路を流れるのは、コンピューターと同じ電気信号です。ただし、コンピューターの信号は電子の流れであるのに対して、神経の信号は「〇〇」です。しかし、どちらも「◇◇信号」なので、発信元の情報が伝播途中で「△△」が生じない点では同じです。しかし、ここから先が違います。神経回路は、電気回路のように回路全体がつながっている連続体ではなくて、線維と線維の間には、わずかながら「●●」があります。ですから線維を伝わってきた電気は、その継ぎ目で次の神経細胞へ乗り換えをしなければなりません。この乗り換え駅を「◆◆」とよびます。この「●●」は、アセチルコリンとかグルタミン酸といった「▲▲物質」によって、電気信号が置き換えられて、情報がバトンタッチされています。その際、もし電気信号が弱いと、「▲▲物質」が少ししか放出されないといった「翻訳」がなされいます。つまり、シナプスは「◇◇信号」ではなくて、「××信号」になっているのです。
   < p152, p153, p154 >

5. コンピューターのように、すべて０か１かのデジタル信号で何でも機械的に忠実に信号を伝える方がよいはずなのに、幸か不幸か神経シナプスでは「〇〇信号」が使われているのです。じつは、これこそが、脳がコンピュータとは違って、信号を伝える強さを微妙に「◇◇」できる原理となっています。受け取ったバトンをリレー選手のように、そのまま単純に次に受け渡すのではなくて、送る「△△量」を自由に選択できるのです。それが「●●」ことの源泉です。一方で、「〇〇信号」を使うことは、「△△」が変わりうることを意味しています。つまり「◆◆」になってしまうのです。このような性質を持っている脳では、正解を導くためには試行錯誤が必要になります。脳の記憶は、「〇〇信号」を基盤としているために、一回で覚え切るより、むしろ「▲▲法」を得意とするのです。デジタル信号のように無味乾燥に情報を機械的に保管するのではなく、あれはダメ、これも違うと、どんどん間違いを消していって、正解を「××」という方法です。
   < p154, p155 >

6. 野生の生活ではなにが待ち構えているかを予測できません。なにが「〇〇」かわからない動物たちの生活では、「◇◇」的な「△△方」が理にかなっていたにちがいありません。人の学習にとっても同じです。勉強に必要な要素は、1,「●●に負けない◆◆」。2,「▲▲する能力」。3,「××的な性格」です。
   < p155 >

7. 先に、「学習とはものごとの〇〇性を習得することである」と言いました。独立していた事象を「◇◇」することです。今回のイヌの課題は、この二つの「〇〇学習」を同時にやらせていることになります。二兎追うものは一兎も得ず。効果的に覚えさせるためには、この二つの手順を「△△」して、「●●」ずつ丁寧にイヌに教えるようにします。二つの「◆◆」を同時に覚えさせるのではなく、「●●」「●●」の段階を分けて覚えさせるのは、一見遠回りに見えますが、実際には格段に学習効率が高いのです。このイヌの実験の場合ですと、覚えるまでの「▲▲数」は十分の一くらいになります。これは学校の勉強に応用できます、いくら非効率に感じられても、きちんと学習手順を踏んだ方が、結果的には「▲▲」の数が少なくてすみます。このように手順を分けて覚える方法を「××法」と言います。ステップを「△△」すればしただけ、効果は大きくなります。イヌではたった二つに「△△」しただけでも、十倍の成績が得られました。さらに細かく「△△」できるようであれば、その効果は計り知れません。
   < p158, p159, p160 >

8. 「分かる」とはどういう状態のことか。「分かる」は取りも直さず「〇〇」のことです。だから皆さんは「分からない、分からない」と嘆く暇があったら、「◇◇」ことです。分かるところまで遡って、そこから「△△」ことです。「分からない」のは「●●」ことだから、とにかく「◆◆」「◆◆」刻むことです。そう、「▲▲」が最善最短なのです。大局をつかんで、それを大きくいくつかに切って、さらにそれを「◆◆」刻む。一つひとつ「××」を踏んで積み上げていくことです。勉学とは、いわばレンガを積んで少しずつ家を建てるようなものです。ハリボテの家は風がくれば吹き飛んでしまいますが、レンガで造られた家はそう簡単には崩れません。
   < p162, p163 >

9. ヤル気は、脳の「〇〇」という場所で作られます。「〇〇」は直径１センチメートル以下のとても小さな脳部位で、脳の中心近くに存在しています。「〇〇」を活動させるためには、ある程度の「◇◇」が必要なのです。「◇◇」が来ないと十分な活動をしてくれません。ですから、「△△」でいて「ヤル気が出ない」のは、当たり前なのです。「◇◇」を入れなければ「〇〇」は活動しないので、ヤル気のだしようがないわけです。ですから、ヤル気が出ないときには、まず何より机に向かって勉強を「●●」てみましょう。とにかく「〇〇」を「◇◇」するのです。そうすると、しだいにヤル気が生じて勉強に「◆◆」できるようになってきます。案ずるより産むが易し。勉強は「●●」さえすれば５０%終わったようなものです。こうした現象は精神医学者クレペリンによって「▲▲」と名づけられました。「〇〇」が目を覚ますのには「××」がかかります。だから机に向かって勉強を「●●る」。そして、「●●」たら十分は中断しない。この姿勢が肝心です。
   < p167 >

復習リマインダー

　　並木 祐里

第5章 ファジーな脳 - 記憶はもともと曖昧なもの

1. 「〇〇法」は学習を効率化する方法です。「◇◇」を踏むと成績が上昇するというこの事実は、コンピュータの記憶とはまったく異なります。コンピュータは、それが多段階で複雑な「◇◇」でもお、試行錯誤することなる「△△」の記憶で完全に習得することができます。しかも正確無比です。一方、脳は、「●●」を重ねて一つひとつ「◇◇」を踏まなければなりません。動物は進化の過程で、なぜこんなに不完全な脳を創ってしまったのでしょうか。その理由を探るために、イヌの実験に戻りたいと思います。イヌに新たな課題を出してみましょう。ここで、円形ではなく「三角形」を点灯させてみましょう。しかし、イヌは三角形をみても、動じることなくボタンを押します。あくまでも画面の点灯に反応していただけだったのです。これが、脳がコンピュータと異なる最大の点なのです。コンピュータにとっては円形と三角形では大違いです。記憶が正確なのですから。脳の記憶はコンピュータとくらべて、かなりおおざっぱでいい加減であると言えます。丸も三角も「◆◆」していないのです。一般に、記憶とは厳密なものではなく、むしろかなり「▲▲」で「××」なのです。これこそが脳の記憶の「本質」なのです。
   < p168, p169, p170 >

2. 脳の記憶の本質はその「〇〇さ」にあります。実際、イヌの実験では円形も三角形も「◇◇」しませんでした。しかし見方を変えると、むしろ「◇◇」する必要がなかったから、あえて「◇◇」しなかったとも解釈できます。脳の学習は、コンピューターと違ってあくまで「△△法」です。つまり学習の過程で、三角形を「△△」することを習っていなかったのです。コンピューターのように正解だけを覚える方法なら、はじめから三角形は候補から外れています。コンピューターの仕事は「●●」なのです。ミスなく完璧に情報を処理します。悪く言えば、頭が固いわけです。「◆◆」する環境の中で動物が生きるためには、過去の「記憶」を頼りに、 その場その場で「▲▲」にさまざまな判断をしながら生活する必要があります。まったく同じ状況は二度と来ないのがふつうです。もしも記憶が「●●」だったら、「◆◆」を続ける環境の中では、活かすことのできない無意味な知識になってしまいます。だから、記憶には厳密さよりも、むしろ「〇〇さ」や「××性」が必要とされるのです。ほどよく「〇〇」であることが重要なのです。こうした「××性」があるからこそ、何度失敗してもそれを活かして成功に導くことができます。これは私たちの脳に与えられた尊重すべき特徴です。
   < p175, p176 >

3. 一般に、何かの作業を行うとき「〇〇」と「◇◇」が特に「△△力」が高くなることが知られています。この現象を、それぞれ「●●努力」「◆◆努力」と呼びます。つまり、テスト開始直後は問題を解くことに「△△」していますし、また試験時間の終了間近も同様に仕事効率が上昇します。しかし、その間の「▲▲」の時間は、「△△力」が途絶えがちで、うっかりすると時間をムダにしてしまうことさえあります。「××」という現象です。「××」を回避する秘策のひとつは、テスト時間を前半と後半に分けることです。たとえば試験時間が６０分だったときには、前半の３０分でテストが終わると思い込むのです。そうすれば、「●●努力」と「終末努力」が前後半で各二回ずつ訪れます。このようにテスト時間を分割すれば、「△△力」を効果的に分配することができるのです。
   < p178, p179 >

4. この事実もまた重要です。要するに、「〇〇」の大きなものを「◇◇」できるようになってからでないと、小さな差異を「◇◇」できるようにならないのです。遠回りにも思えますが、円と楕円の「〇〇」を学習するためには、まう円と三角形の「◇◇」を覚える方が結果としては早く学習できます。脳は「△△」な記憶方法をとっているため、こうした「●●」的なステップを踏むことが必要になります。勉強にも応用できます。何かを学習しようとする場合には、まず「◆◆像」をしっかりと理解しておくことが大切でしょう。はじめは「▲▲」を気にしなくていいですがから、とにかく「◆◆」を大まかに把握しましょう。細かいことはそのあとで少しずつ覚えていきましょう。どっちみち記憶はもともと「△△」ですから、はじめは「××」ものの「◇◇」はできません。「◆◆」から切り離された断片的な情報は、十分には役立ちません。無用な知識は脳の中からすぐに消えてなくなってしまうでしょう。
   < p180, p181, p182, p183 >

5. 最後に、もう少しイヌの実験の話を続けましょう。円と楕円の「〇〇」ができるようになったあとでは、なんと、正方形と長方形の「〇〇」までが早く身につくのです。つまり、ある図形の「◇◇」部分が見えてくると、ほかの形の「◇◇」ところまでが「〇〇」できるようになるのです。これも脳の重要な性質です。そう言われてみれば人間でも、野球がうまい人はソフトボールの上達も早いです。また、英語をマスターした人はフランス語の習得も楽になります。ある分野の「△△」の「●●」を覚えると、他の分野の「△△」の「●●」を助けるのです。勉強でもそうです。ある問題の解法を覚えれば、似たようなパターンの問題にも、科目を超えて「◆◆」することができます。要するに、ものごとを「◆◆」する力が身につくわけです。これもまた、脳が「▲▲法」を使っているからこそ可能なことなのです。要らないものを削っていくという方法は、ものごとの「××」を残すという戦略です。だから、「××」が共通しているものには、知識が「◆◆」できるのです。こうした高度な適応力は、コンピュータにはとても難しいことでしょう。
   < p186, p187 >

6. こうした現象からも、脳はあるものごとを記憶するときには、その対象自体を記憶するだけではなく、同時に対象への「〇〇の◇◇」もいっしょに記憶していることがうかがえます。そして、その「〇〇の◇◇」を「△△」して、異なるものごとの間に潜む「●●性」や「◆◆性」を見つけ出して、ほかの対象をより速くより深く「〇〇」することができるというわけです。この点もまた、学習において重要なポイントになります。ひとつのことを習得すると、ほかのことを学習する「▲▲」も身につくなんて、なんとも都合のよいことではありませんか。この現象は「××」と呼ばれています。
   < p187 >

7. 重要なことは、「〇〇」の効果は、学習の「◇◇」が高くなればなるほど大きくなることです。つまり、多くのことを「△△」して使いこなされた脳ほど、さらに使える脳となるわけです。勉強で言えば、ある科目のどこかの部分を十分に「●●」すると、「◆◆」の部分も「●●」しやすくなります。もちろん「△△」も正確になります。どの科目も均等に勉強して、平均的に成績をアップを狙う方法よりも、ひとつの科目を集中して勉強して、まずはそれを「▲▲」しまう方が、長い目で見れば得策なのです。まずは、何でもいいから「××」をひとつ作ることです。誰にも負けない「××」を作ってから、「◆◆」の科目の習得に挑む方が脳科学的にははるかに効果的です。
   < p187, p188, p189 >

復習リマインダー

　　橋爪 由香里

第6章 天才を作る記憶のしくみ

1. 本書を通じてもっとも強調したいことを、この章で展開してゆきます。脳に秘められた記憶力を駆使するための奥義です。まず、皆さんが「記憶」に対してどんなイメージを持っているかを実験で確認することから始めます。そのために、自分自身の「過去の記憶」を思い出してもらいましょう。もちろん、思い出す内容は人それぞれでしょう。しかし、人によってさまざまな記憶があったとしても、いま思い出してもらった記憶にはある重要な「共通点」があります。答えは、そのどれもが、全て自分の「〇〇」したことや「◇◇」したことであるという点です。つまり、「記憶」と一口にいっても、それは一種類ではないのです。簡単にいってしまえば、「自由に△△記憶」と「自由に●●記憶」があるのです。さて、ここで用語を定義しましょう。「自由に△△記憶」、つまり自分の過去の「〇〇」が絡んだ記憶を、この本では「◆◆」と呼びましょう。一方、何らかの「▲▲」がないとうまく「●●」知識や情報のような記憶を「××記憶」と読んで区別するとしましょう。
   < p194, p195 >

2. 「う〜ん、何だっけ？ここまで出かかっているんだけど・・・・・・」などというのは、ほとんどの場合、人や物の「名前」であるはずです。これは「〇〇記憶」です。先ほどの実験でも分かるように、「〇〇記憶」は自在に「◇◇す」ことはできません。「◇◇す」ためには、「△△」が必要です。「△△」が弱いと「◇◇せなくても」不思議ではありません。残念ながら、学校のテストで覚えなければならないものは、ほとんどが「〇〇記憶」です。「〇〇記憶」は「△△」が十分に与えられないと「◇◇す」ことはできません。だからテスト中に焦ることになるのです。さて、ここまでお話すれば、テスト勉強をどのようにやればよいか、分かったことでしょう。そうです。テストの内容を「〇〇記憶」ではなく「●●記憶」として覚えればよいのです。「●●記憶」は、自在に「◇◇す」ことができるだけではありません。自分にまつわる「◆◆」はすんなり覚えられることからもわかるように、覚えこむこと自体が「▲▲」なのです。そして何よりよいことは、「××」という事実です。「〇〇」はすぐに「◇◇せなくなって」しまいますが、「●●」したことは後々まで比較的よく覚えていられます。「〇〇」記憶にくらべれば、「●●記憶」はよいことずくめです
   < p196, p197 >

3. つまり単純な知識記憶でも、「〇〇的」な情報や「◇◇」に関連づけて覚えれば、「△△記憶」に近づくという分けです。このように、覚えたいものの内容をほかの内容を結びつけることを「●●」と言います。一つの知識を「家」にたとえるならば、家と家の間に道路を作って「◆◆」することを想像してもらえばよいと思います。そして、知識の「街」ができあがります。このように「●●」によってものごとを次々と「◆◆」して、知識をより豊かな内容にすることを「▲▲」と呼びます。ここで重要なことに気づいてください。「▲▲」によってものごとを「●●」させると、そのぶん「××しやすくなる」という点です。なぜかといえば、「××す」という行為は、「知識の都市」に住む人が、友人の住む家（××したい知識）を訪ねていくようなものだからです。道路が発達していれば、目的地にたどり着ける手段が増えます。つまり、「××しやすく」なるのです。
   < p201, p202 >

4. こうした「〇〇記憶」の利点を勉強に利用しない手はないでしょう。そして、当然、一つのことを記憶するときでも、できるだけ多くのことを「◇◇」させた方がよいことになります。「◇◇」させればさせるほど「△△しやすく」なります。英単語を覚えるときも、そのまま丸暗記するのではなく、例文や用法もいっしょに覚える方が役立つ知識になってくれるでしょう。できれば語源もいっしょに覚えたいところです。できるだけ意識して「●●」するのです。「語呂合わせ」もまた記憶の「●●」としてしばしば用いられます。ところで語呂合わせで覚えるときには、言葉の音声のリズムやノリだけで覚えるのではなく、意味していることをきちんと「◆◆」することが大切です。そうすることによって、記憶はさらに「●●」されて補強されます。「◆◆」するという行為は一方で「▲▲」を強烈に刺激します。つまり「◆◆」は、「●●」と「▲▲」の活性化という二つの利点があるのです。できれば、そこに皆さんの「××」も結びつけて記憶した方が効果は大きいでしょう。なぜなら、自分の体験が記憶に関連すればするほど、「××記憶」に近くからです。
   < p203, p204, p205 >

5. もっとも手軽な「〇〇記憶」の作り方は、覚えたい情報を友達や家族に「◇◇」してみることです。一旦覚えた記憶を「△△」すると、そこにさまざまなキーワードが絡まって「●●」されます。第二章で説明したように、脳は入力より「△△」を重要視しているのです。「◇◇」は最大の「△△」戦略です。「◇◇」することの利点はそれだけではありません。自分が「◆◆」できているか、「▲▲」いないかを確かめることができます。自分がきちんと「◆◆」できていなかったら、人に「◇◇」できるはずがありません。人に「◇◇」してみれば、自分が本当に「◆◆」しているのか、どこまできちんと「◆◆」していて、何がまだ分かっていなかったのかが確認できます。そのためにも「◇◇」する相手には、「××」人を選ぶ方が効果的でしょう。
   < p209, p210, >

6. 「人に〇〇する」ことは「◇◇記憶」をつくる最大の近道だと言いました。「〇〇が脳にとってよい理由はほかにもあります。「〇〇する」ときには必ず「△△」を出していることです。一般に「●●」を使った学習は、「◆◆」を使った学習よりも効率がよいという事実を知っているでしょうか。秘密は脳の進化の過程にあります。視覚が高度に発達したのは、動物の進化の過程では比較的最近のことです。つまり長い進化の道のりで、ほ乳類たちは、「●●」よりもむしろ「◆◆」をよく活用して生き延びてきたと言えます。進化の歴史が長いぶん、「◆◆」の記憶は心によく残るのでしょう。もちろん、「●●」と「◆◆」さえ活用すればよいというわけではありません。学習時には、必ず「▲▲」を動かして紙に書き、そして「△△」に出して何度もしゃべりながら記憶するように心がけましょう。たとえば感じを思い出す実験で、「▲▲」を動かせないように固定してしまうと、点数が下がってしまうことが知られています。「▲▲」、「●●」、「◆◆」などの五感を最大限に活用して、「××」をフルに刺激しながら記憶するのが、学習の近道なのです。
   < p214, p215, p216 > 

復習リマインダー

　　足達 浩明

第6章 天才を作る記憶のしくみ - 方法記憶という魔法の力 & おわりに

1. これまでに「知識記憶」と「経験記憶」の二つの記憶について説明してきました。もうひとつ大切な記憶があります。自転車の乗り方や服の着方など、「〇〇」の記憶です。つまり、ものごとの「◇◇」や「△△」です。このタイプの記憶を、ここでは「〇〇記憶」と呼びましょう。知識や経験の記憶が「What is」として説明できるのに対して、「〇〇記憶」は「●●」の記憶だと言えます。つまり、知識や経験の記憶は「◆◆」で他人に伝えることができますが、「〇〇記憶」は「◆◆」では説明しにくい、もしくはまったく説明のできないタイプの記憶です。「〇〇記憶」には二つの重要な特徴があります。一つ目は「▲▲」に作られる記憶であるという点です。二つ目は、「〇〇記憶」は「××」という点です。
   < p220, p221 >

2. さて、これで記憶の三兄弟が全員そろいました。長男の「〇〇記憶」、次男の「◇◇記憶」、三男の「△△記憶」です。図に示したように、一番下の階層に「〇〇記憶」が、真ん中の階層に「◇◇記憶」が、上の階層には「△△記憶」が存在します。下の階層ほど「●●的」で、生命の維持にとってより重要な意味をもっていて、上の階層にいくほど「◆◆」に発展した豊かな記憶になります。このプラミッドは、ヒトの成長の過程にも応用することができます。子供から大人になるにつれて、もっとも早く発達するが「●●的」な「〇〇記憶」です。つづいて「◇◇記憶」が発達してきます。そして、最後に発達するのが「△△記憶」です。実際に「▲▲」くらいまでは、どちらかと言えば「◇◇記憶」がよく発達している年頃で、その年齢をすぎると、「△△記憶」が優勢になってきます。小学生がアニメやゲームのキャラクターを丸暗記してしまう能力には、驚くべきものがあります。こうした能力は、「××」をむかえる中高生のころには衰え、しだいに「△△記憶」重視の脳に変化してゆきます。
   < p222, p223, p224 >

3. 記憶の種類は、「〇〇」によって変わることが分かりました。その「〇〇」に合った得意な記憶の種類があるというわけです。この事実はとりもなおさず、学習するときには 「〇〇」に適した勉強方法をとった方がよいことを意味しています。たとえば、中学三年間までは「◇◇記憶」の能力がまだ高いですから、試験範囲を「△△」してテストを受けるという、力技の作戦でもクリアーできたでしょう。けれども、高校受験の勉強に入ったころからは、少しずつ「●●記憶」が優勢になってきますので、これまでのような無謀な「△△」作戦では、早晩通用しなくなります。中学・高校生になると、「△△」よりも理論だった「●●記憶」がよく発達してきます。ものごとをよく「◆◆」してその理屈を覚えるという能力です。「△△」はいけません。かりにまだ「△△」ができたとしても、そもそも「△△」には重大な欠点があります。「△△」は覚えた範囲の「▲▲た」知識にしか役に立ちません。応用範囲が「▲▲ている」のです。一方、論理や理屈でものを考えると、同じ論理が使えるすべての物事に活用できます。理論の記憶は応用範囲が「××」のです。
   < p227, p228, p229 >

4. 先の章で「学習の〇〇」について説明しました。ある分野をきわめることができると、ほかの分野の「◇◇」も簡単になるという現象でした。じつは、これは「△△記憶」による「●●」の結果なのです。要するにある分野を習得することは、その分野の知識だけではなく、「△△記憶」までを自然に習得していることになります。この「△△記憶」が基礎にあるからこそ、ほかの分野の「◇◇」を深めることができるわけです。ここで思い出してほしいことは、「△△記憶」は覚えることも思い出すことも「◆◆」に行われるという事実です。つまり皆さんの意志にかかわらず、「△△記憶」は「▲▲」に作動しているのです。ですから「△△記憶」は、思いもよらないところで、知らず知らずのうちに絶大な威力を発揮してくれます。「××」を作るのは「△△記憶」なのです。
   < p232, p233, p235 >

5. 方法記憶は「〇〇」記憶です。だから、丸暗記で全部覚えるよりも少ない「◇◇量」ですみます。しかも、「△△」にくく「●●」な記憶です。方法記憶を利用しない人は明らかに損をしていると思います。一般的に、「◆◆」も分からないまま公式を丸暗記している人は、公式を使って問題を解くのが下手なようです。そんな具合では、せっかくの知識も宝の持ち腐れです。どんな知識でも、根底にある「◆◆」を「▲▲」して覚えることが大切だと思います。知識の丸暗記はできるだけ減らして、知識の「××の理論」を「▲▲」することへと、徐々に勉強の比重を移してみましょう。
   < p244, p245 >

6. 「〇〇」覚えたこと自体は、何の自慢にもなりません。「記憶した◇◇自体は何の意味も持たない」と心得てください。そんなことで自己満足するくらいなら、むしろ覚えている知識を「いかに△△するか」という、その「●●」を記憶することの方が、その何倍も重要なことなのです。少ない記憶「◇◇」で大きな効果を出せるような勉強法に切り替えた方がよいと思います。「天才は◆◆記憶が作る」と言いましたが、天才たちは、実際には、天才でもなんでもなく、「◆◆記憶」を使って「要領よく記憶している」ように私には見えます。個々の神経細胞の性能は誰の脳のものであっても「▲▲」。もっと言ってしまえば、ヒトでもネズミでも虫ケラでもほとんど「▲▲」。要するに、脳は「××」しだいなのです。すべては「××」、つまり「◆◆記憶」にかかっているのです。ですから、知識記憶に時間を浪費するのはできるだけ避けて、「◆◆記憶」にその労力を振り分けてみましょう。
   < p244, p245 >

7. 最後に、魔法の記憶「〇〇記憶」について、もう少し説明したいと思います。なぜ人は天才になれるのかという究極の問題についてです。まず、この本で述べてきたことの復習から入りましょう。今、Aというものごとを覚えたと仮定しましょう。このとき同時に、Aという知識の「◇◇の△△」も、みなさんが気づかないうちに脳に保存されました。「〇〇記憶」です。つまり、Aを覚えただけで、「A」と「Aの●●」の二つの情報が習得されます。新たにBという知識を覚えようとしたときには、より「◆◆」にBを習得できるようになるでしょう。これは「▲▲」と呼ばれる効果でした。あたり前ですが、このとき同時にBの「〇〇記憶」もまた自動保存されます。しかし、脳で起こる現象はそれだけなのでしょうか。そんなことはありません。じつは、あとから覚えたBの「〇〇記憶」が、すでに習得したAの「◇◇」をさらに深めてくれるのです。つまり、AとBの二つのものごとを覚えると、「A」、「B」、「Aから見たB」、「Bから見たA」というように、「ものごと」と「ものごとの××」という全部で四つの効果が生まれるのです。脳に保存された内容はわずか二つであっても、「××効果」で四つの情報が生まれているわけです。
   < p249, p250 >

8. このようにして、次々に新しいものごとを覚えていくと、その効果は「〇〇的」に増えていくことが分かります。一般的に「◇◇」には「△△の効果」があることが知られています。つまり、勉強量と「●●」の関係は、単純な比例関係ではなく、むしろ「◆◆的」な急カーブを描いて上昇するというわけです。1,2,4,8,16・・・のように「●●」が伸びるのです。残念ながら、勉強の成果はすぐには現れません。能力はあるとき突然、「◆◆」するかのように現れるのです。勉強を続けていると、目の前の霧が急に晴れたように視界が開けて、「ああっ、分かった！」と感じる瞬間があるでしょう。こうした現象は、まさに勉強と成果の関係が「▲▲」の関係にあることを物語っています。そうなのです。「××の継続」こそが、もっとも大切な勉学の心得なのです。なかなか結果が現れないからといって、すぐにあきらめてはいけません。もちろん周囲の天才たちを見て落ち込む必要もありません。彼らと自分の能力を単純にくらべることはほとんど無意味です。「××」と成果は比例関係にあるのではなく、「〇〇」の関係にあるのですから。
   < p250, p251, p252 >

9. 自転車の乗り方を覚えるときに、何度も何度も「〇〇」練習することが必要だったことを思い出してください。「◇◇記憶」の習得で欠かせないものは「〇〇△△」と「めげない●●」です。そのかわり「△△」と「●●」を持ってことにのぞめば、能力は「◆◆」の関数で伸びてゆきます。こうした効果は誰の脳にでも「▲▲」されています。「××」な人にだけ起こることではありません。
   < p250, p251, p252 >

10. そもそも、できる人とできない人の差は、勉強をするときのちょっとした「〇〇」の差だと私は信じています。動物の脳を調べているとおもしろいことが分かります。たとえば、ネズミのヒゲの脳反応を見てみましょう。ヒゲにモノが触れたときの神経活動を記録するのです。自ら情報を探りに来たときは、「◇◇的」に情報を得たときよりも、「△△」倍も強く神経細胞が活性化します。つまり、脳は「●●的」な姿勢で得た情報を重要視するのです。イヤイヤながらの勉強で脳への効果が「△△分」の一に減じてしまうとしたら、とてももったいないことです。前向きに「◆◆」を続ければ、脳に裏切られることはありません。当たり外れのある「賭けごと」とは違って、成果が約束されているのです。心強いことではありませんか。学習は勉強する「▲▲」の長さが重要なのではありません。大切なことは勉強への「〇〇」、そして「××」です。
    < p262, p263, p264 >

復習リマインダー

　　橋爪 由香里

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