TestingBook

読書に知識を求める人のためのテスト学習ツール

インタビューから学んだこと

インタビュー結果の集計が終わったらこの記事で報告します。

ご意見等ございましたらコメント欄からお願いします!!

 

 

2018/04/06のインタビュー集計結果

docs.google.com

 

 

2018/04/23のインタビュー集計結果

4/23では、https://prottapp.com/p/cee7dcを使ってもらってから、インタビューに答えてもらいました。 

 

docs.google.com

 

 

ユーザビリティーテストからの反省点

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中央図のテストや質問に移行するボタンでは、かなりの人が見落としていた。

これはボタンがボタンとして目立っていないことが原因にある。

また、ボタンに気づいていた人も、これらのボタンを押さなかった。

なぜかというと、「何を意味しているか、何が起こるか予想できなかったから」らしい。

これらから学んだ反省点は、まずボタンを目立たせること。

そして、ボタンのラベルを「名詞」ではなく、押した結果を予想させる「動詞」で表現することだ。

「テスト」「質問」ではなく、「テストを解く」「質問をみる」という形にしよう。

 

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ユーザーの中には、本の表紙を執拗にタップする人も多かった。

やはり画面の中では表紙が一番目立つからだろう。人間は目立つものをタップしたがるらしい。

ここから学べることは、本の表紙にも何かしらのアクションを用意することだが、TestingBookの場合、そのタップで本の本棚への登録を促せるといいかもしれない。本棚のボタンもかなり見落とされていた。

 

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目立つといっても、左のような形だと、押されないことも多いらしい。ボタンだとすぐに判別できないからだ。

 

教訓

ユーザビリティーテストをしないデザイナーは、知識の呪縛に囚われる。*1

デザイナーがいくら「使いやすい」と思っていても、そんなものは当てにならない。

今回のインタビューでは期せずしてそれを悟ることができた。

自分がバイアスに囚われていたことに気づくのは、不快な反面、知的な驚きが得られて楽しい。

 

ユーザーからのアドバイス

ユーザーから、質問やテストを作るなら何か報酬が欲しい、あるいはあった方がいいという助言をいただいた。

なるほど確かに。

ユーザーの多くは「ポイント」という言い方をしたが、teratailのバッジのようなものでもいいだろう。

https://teratail.com/users/01TestingBook/Badge

実際やってみると、高評価は承認欲求を満たしてくれるし、そうした承認欲求に繋がる行動を運営から与えられるバッジという「達成できそうな小さな目標」で促されると、目標を達成してやろうという気持ちになる。つまり、行動を促せる。

 

 

 

*1:ココロの盲点p163,p164,p165